Masiiの家を民泊がわりにさせて欲しいと言うことで、長野のミカとのアポがすんなりと決まった。
泊まるということはタダでは帰らせないと、もちろんMasiiは考えていた。
待ち合わせ場所は長野のミカの都合もあり新宿に決まった。
待ち合わせの時間も近くなり、Masiiはシャワーを浴び準備を始める。
『あぁ~。気持ちいいぜ。
今日の俺もイケてるなぁ。』
実際はこちらの方が近かった↓
『あったか~い☆』
サル寄りだったのを思い出した・・・。
しかし、Masiiは気がかりなことがあった。
なぜなら、過去に新宿で苦い経験があったのだ。
以前、友人達と歌舞伎町を歩いていた時に、酒に酔った同年代か年下の連中に絡まれたことがあった。
ガンをつけたつけないで揉めたのだが、とりあえずは大ごとにはならなかった。
その際、ケンカもしたことがないMasiiは友人の後ろに隠れてビクビクおどおどしするばかりで何もできず、逃げ帰ってきた経験があった。
『あの都会のジャングルにまた挑む時が来るなんて。
おらぁ田舎もんだでぇあんな無法地帯さ行きたかねぇべ。
プレステの龍が如くなら神室町でヤンキーや成金兄ちゃん、ヤ◯ザの子分をボッコボッコにして、金品を巻き上げてやったるっちゅ~のによ~!』
まさに中二病である(‘Д’)
ただ、やはり内心は美人局や詐欺的な何かに遭遇するのではないかと、心の片隅にある不安を拭うことが出来なかった。
そんな時に、長野のミカから待ち合わせに関しての連絡があった。
「Masiiさん☆
待ち合わせ場所は歌舞伎町のドンキ前で平気ですか?
行きつけの店があって、安くて美味しいのでそこにしませんか?」
『わかりました~。そこにしましょう!
お店まで決めてもらうなんて、ホントありがとうございます☆』
といいつつMasiiは疑心暗鬼になっていた。
《まさか店を指定してくるとは…。
これは罠だろうか…。美人局の準備かなにかなのか。
本当に会って平気だろうか…。》
直前になり怖くなっておりMasiiは会うことをためらいだした。
《バックれは申し訳ないし、ドタキャンにはなるが今のうちにお断りのメールをした方がいいだろうか…。》
ガラケーを持ちながら悩んでいた。
《いや、ドタキャンの前に一度探りのメールを入れてみよう!》
ガラケーをポチポチと打ち、Masiiは長野のミカにメールを送ってみるのだった。
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