『よし!俺の家に行こう☆笑』
言うまでもなくMasiiはクズだった…。
「なにその急カーブ~笑
しかたないな~ Masiiくんち連れて行って♡」
Masiiの家に到着
いろいろとあったが、長野のミカを攻略し(実際には事前に約束をしていたのだが…)電車に乗り、近くのコンビニでお酒やおつまみを買い込みMasiiの家に到着した。
ガチャ。
『狭いけど入って~』
「おじゃましま~す」
もちろん最低限の掃除はしていた。
部屋が汚いとそれだけで雰囲気が一気に悪くなるからだ。
部屋を覗いただけで帰られては元も子もない。
部屋が汚いということは性格もだらしなく見えてしまうとMasiiは考えていた。
《Masiiの想像》
部屋が汚いということはここまでのいい流れも途端に悪くなる。
不潔のイメージは《頭皮が臭い・手がバイ菌で爪が黒い・歯を磨かず口臭もきつく歯石がつている・アソコが臭い》だ。
もちろんチューも出来ず、前戯でも相手も舐めたくないし挿れたくないはず…。
最悪何もせず帰られてしまう…。
と考えていた。
神経質なMasiiと経験豊富な長野のミカ
Masiiは変なところが神経質で、部屋や洋服などは気にならないのだが人に対しては潔癖なところがあり、匂いや肌の触れ合いには特に敏感だった。
そのため、女の子からの印象をとても気にしていた。
ただの小心者だが。
『一応、片しておいたんだけどジロジロみんといて〜』
「おじゃましま~す!
おっ!? 部屋キレイにしてるね~
これは得点高いよ~☆」
『ホント~?頑張って掃除しておいてよかった』
「うんうん
人の家に行き慣れている私が言うんだもん間違いない!」
『説得力あるなぁ!笑
細かく見ると怪しい毛が落ちてるかもしれないからあまり見ないで~(;・∀・)』
「わかった!
姑みたいなことはしないよ!笑」
「でも、Masiiくんの家って雰囲気いいし居心地良さそう!
いままでお邪魔した家の中で一番好きかも~☆」
『ホント!?
そんなにいままで泊まった人の家って汚かったの?』
「汚い家もあったけど、どちらかというと趣味ガッツリで落ち着かない家が多かったかなぁ…。」
「あとは、女を連れ込む用の部屋って感じも多くて、間接照明でムードたっぷりなラブホっぽくて、言っちゃうとヤリ部屋みたいなのとか?」
「私は逆にそういう部屋は冷めるんだよね~。
”女は雰囲気に弱いからどうだこういう部屋が好きだろ~?”って言われてるみたいだし、
”俺はモテるし色々な女連れ込んでます”って感じもして逆にムカつく!!!」
「だからMasiiくんちみたいな普通の男の子の部屋って感じが一番好き♡」
『へぇ~勉強になるなぁ☆』
『うれしいぜ!』
お互いソファに座る。
『ほれほれ、近う寄れ♡』
「調子に乗るな!」
コツン!
『イテッ!!』
Masiiはデコピンを食らった。
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